お酒の良し悪し。

飲酒と禁酒

私はお酒をやめたほうが良いとは思っているものの、全否定するつもりはない。


私がどんなに否定しても、特定の環境下におけばお酒を飲みたいと体は反応するだろうし、実際に飲んでしまうかもしれない。明日にはやっぱりこんなにおいしいものを飲まないなんて人生における損失だなんて声高に叫んでいるかもしれない。


そもそも、お酒の主成分であるエチルアルコールがドーパミンを促進する物質であることには変わらず、お酒を知ってしまった以上は生涯逃げることは出来ないだろう。
知らないことを知ることも難しいが、知ってしまったことを忘れることの方がより難しいのだから。

厚生労働省における、2019年の国民健康・栄養調査の結果によると、飲酒習慣のある者(週3日以上、1日1合以上飲酒する者)」の割合は、男性 33.9%、女性 8.8%。生活習慣病リスクを高める量を飲酒している人の割合は、男性 14.9%、女性 9.1%であったそうだ。まったくお酒を飲まないと答えた人も当然いて、37.2%。尚、やめたと答えた人は2%だった。(n総数5701人、男性2666人、女性3035人)

※ここでいう1合とは純アルコール20g程度の量で、生活習慣病リスクを高める量の飲酒とは純アルコールで男性1日40g以上、女性1日20g以上を含む飲酒のこと。

※生活習慣病リスクを高める量を飲酒する人は、週に1~2回、3合以上飲酒する人なども含まれるため、週3以上1日1合以上飲酒する人よりも多くなったりもする。休肝日を設けていても、毎週1回だけ、ご褒美でビール350ml3~4缶飲んでいたら、該当してしまうという厳しいルール。
尚、厳しいわりに、少ないな、というのが私の感想。

純アルコール40gなんて、男性なら350mlの缶ビール2本程度だ。女性に至っては500mlの缶ビールを飲んだらオーバーしてしまうかもしれない量だ。
私は一時期500mlの缶ビールを4~5本程度、毎日飲酒していたのだから、間違いなく、生活習慣病リスク飲酒者に該当する。まぁ、その点に関しては、言われなくとも知っていましたけどね。

さて、こういう結果を踏まえて、飲酒をしている人は年々減少傾向にあるようだ。
それはコロナ以降の飲み会の激減や、社会の風潮などから、感じるところもある。
ただ、コロナ以前から飲酒する人の割合は徐々に減少傾向にあったようなので、コロナが仮になかったとしても減少した可能性もあるが。

今後、予想ではあるが、たばこと同じように、飲酒をする人も減っていくだろう。
私自身も飲酒によってたくさんのものを失ったと思う。だが、それでもなお、別に飲酒のすべてを否定するつもりはない。


飲酒によってコミュニケーションがとりやすくなる部分もあると思うし、お酒によって救われた人だっているのかもしれない。お酒がなくなって職を失う人だっている。お酒やたばこが否定されつつあるような世の中になった今でも、肯定すべき点は多少はあるのではないかと思っている。

でも、それでもやめたほうがいいのだ。
天秤にかけるべきだと言うのが正しいのか。

一つ目に、お酒は意外となんにでも代替できること。

お酒をやめて思うのが、お酒が飲みたいと思った時に、冷たい炭酸水を飲んだらそれで満足してしまう自分がいることだ。普通に炭酸水は美味しいし、喉越しもいい。何なら今日は冷たい牛乳やソーダでもいいかなとおもうような毎日だ。


要は本来ならお酒は選択肢の一つでしかないはずだ。それが普通のはずだ。
だから毎日お酒が飲みたいと思うのなら、それはそれで異常なのだ。本当にお酒がすきなんだ、という人だっているかもしれないけれども、本当に好きなのかどうかはしっかりと考慮すべきだ。

二つ目に、お酒は思っている以上に「時間泥棒である」という点。

テレビやYOUTUBEをみていると気づくと1~2時間たってしまっているのと同じように、お酒を飲んで酔っ払ってしまうと、その時間は陶酔に浸ることしかできない。
酔いつぶれて意識を失えば、そこに生まれる価値はなくなる。もしお酒をやめることができたのならば、それによって生まれる時間に驚きを隠せないはずだ。

最後に、なんだか気持ちが悪いのだ。
本当に私自身がお酒が欲しいと思っているのか疑問を感じるからだ。

人が欲求を感じるのは、ドーパミンなどの欲求物質が脳内で生まれるからだとすると、私達の欲求は脳に作られた幻想ということになる。食欲・睡眠欲・性欲という人間がもつ3大欲求も要は脳が作った幻想で、事実としてそれがあったからこそ私達の祖先は生き延びてこれたのだから、理にかなったシステムだなと心から思う。

こういった基本的欲求に気持ちが悪いと思うことはない。そう思うなら私は今ここにいない。だけども、お酒に関する欲求はきっと後天的なのだ。後付けされた、私の経験が作り出した幻想なのだ。本当は必要ないのに、脳が必要だと思わせて来るのだ。

ちなみに、日本では最も飲酒が多い 20%の人々が、全てのアルコール消費量の 70%近くを消費しているということを経済協力開発機構(OECD)が報告している。また、2021年の日本の成人1人あたりの酒類消費量は74.3リットルと国税庁が発表している。

これを1日単位とすると大体200ml程度だ。10人いたら2000ml、つまりはおおよそ缶ビール6本があったとすると、その4本を2人で軽々飲みほしてしまい、残った8人で2本のビール缶を分け合っているわけだ。でも、本当は4人はソフトドリンクで、残り4人で小ジョッキビールを飲んでいるような感じなんだろう。そしてそれが毎日続くのだ。(計算適当ですみません)

私は間違いなく、ビールを飲み干す20%の2人だった。
そして今は2%しかいない、飲んでいたけどやめた人だ。

もし私が、脳の欲求に従って、あのまま飲酒を続けていたら10年後、20年後どうなっていたのだろうと思うと、どうにも恐ろしいのだ。

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