降格と私。

日記

私が35歳の時だ。

会社で問題を起こし、降格処分になる。
内容は一言でいうと虚偽報告。
当日の現金誤差を正しく報告していなかった。
横領となれば、降格では済まなかったと思うが幸い横領はしていないことが認められ、降格という処分となった。

お金に関する知識が足りていなかった。現場の仕事に慣れてきて、仕事をなめていたのだと思う。

小売業やサービス業をしていると店舗の現金がずれることがまれにある。
主に釣銭金の受け渡し間違いなのだが、多くもらってしまうときもあれば、多くわたしてしまうときも当然ある。

意図しない誤差であるため、現金誤差として報告しなければいけないのだが、それを金庫にプールしてしまっていた。

釣銭金の間違いはお客様の信用問題にかかわることで、本来はあってはいけないこと。

けれども、当時いた店舗では数百円の誤差なんかは月に1回程度は必ず起きていた。
数百回と釣銭金の受け渡しを手渡しで行うこともあり、小さな現金誤差が良く起きていた。
数百円であれば、現金誤差として計上するだけでよかったのだが、1000円以上の誤差に関しては始末書などの記載が義務付けられていた。

当然、考課にもかかわる。
自身の考課が下がるのが嫌だったことも、現金誤差を報告しなかった理由の一つだろう。
1度やると、またそれを繰り返す。
私は2年間で、3回それをやった。そしてそれが会社にばれて、私は降格となる。

なぜばれたのか。
プールしたお金をそのまま金庫に入れていたからだ。
私は嘘つきというより、大馬鹿者なのだ。単純に忘れていた。
信じてもらえないかもしれないが、本当に忘れていた。

お金の管理能力が著しく、欠如していた。
多くの人に迷惑をかけた。
会社を辞めることも考えた。

でも、辞めなかった。
辞めたら同じだと思った。
もちろん辞めたいと思うこともあった。
こういう経験は2回目だから。今しっかりと反省しないとまた繰り返す。
私にはそんな予感があった。

反省とは何だろう。
自分を責め続けることではないと思う。
1回目のときはずっと後悔して、自分を責めていた。
だけど、本当の反省とは、どうしてそういうことをしたかを第三者の視点で見つめなおすことだ。


反省と後悔は違う。
後悔している素振りを見せないと周りの人は反省していると思ってくれない。
それでいい。後悔は必要最低限。そのエネルギーで反省する。そう決めた。
周りは周り。私は私。

私は、意志が弱く、自分に自身が持てず、生きていく目的も不安定な人間だ。
だから、「普通の人のやり方」では禁酒も、禁煙も、それこそ人として「正しく生きていくこと」もできなかったのだ。

だから、ひとつひとつ変えた。
最初に、仕事を捨てた。


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