年末に向けて少しずつではあるけれど忙しくなってきている。残業が増えて家に帰る時間もすこし遅くなったが、それでも酒を飲んでいたときと比べると体は軽い。
コンビニで酒を買ってすこし遠回りしてから帰宅する。別に家に帰りたくないわけではなく、家で飲んでもいいのだけど、仕事が終わったらすぐに、駆けつけ一杯、それが習慣になっていた。
習慣とは怖いもので、仕事中に飲みたくなることはなかったが、仕事が終わると、解放感とともに酒への強い欲求が必ず生まれた。
ストレスがたまっていたときはわざわざ一駅、お酒を飲みながら歩いていた。こういった行動が体を蝕んでいるのは理解していたのかもしれない。でも、歩いているから大丈夫、みたいな感覚だろうか。
肉をたくさんたべる前に野菜をすこし口にしたから大丈夫、みたいな。
不正を犯す人間の3要素に、機会、動機、正当化というものがあるそうで、3つがそろうと一線を越えてしまう可能性が高まるらしい。
機会はいつでもあった。動機はストレスだろうか。正当化…歩いていれば大丈夫とでもおもっていたんだろう。
歩くことでむしろ酒量は増えていた気がする。歩きながらロング缶を二つ、コンビニで毎回購入していた。あのままいけば、業務中に酒に手を出す日も近かったかもしれない。当時はそんな感覚は全くなかった。むしろ、それでいいとすらおもっていた。そんなわけがないのに。
改めて思い返せばいろんなことが見えてくる。自分は未来からしか見返せない。いまの自分にできることは過去の自分から得た教訓を試行錯誤して生かそうとすることだけなのかもしれない。
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